コーキングが割れてきたら要注意!放置すると起こる3つのリスク
- 大輔 中村

- 10月20日
- 読了時間: 4分

外壁のすき間を埋めている「コーキング(シーリング)」は、住宅を守るうえでとても重要な部分です。一見すると目立たない存在ですが、実は外壁の防水性や気密性を維持するために欠かせません。
しかし、コーキングは紫外線や雨風の影響を強く受けるため、時間が経つとひび割れや剥離などの劣化が発生します。この劣化を放置してしまうと、建物全体に深刻なダメージを与えることも…。
今回は、コーキングの役割と、劣化を放置することで起こる3つのリスク、そして適切なメンテナンス方法について詳しく解説します。
■コーキングとは?その役割を簡単に解説
コーキングとは、外壁材のつなぎ目やサッシのまわりなどに施される“ゴムのような目地材”のことです。雨水の侵入を防ぐと同時に、外壁材が温度差などで動いた際の**クッション(緩衝材)**の役割も果たしています。
特にサイディング外壁の場合、コーキングは住宅を守る「防水ライン」の要。これが劣化すると、外壁内部への水の侵入を許してしまうことになるのです。
■コーキングが劣化する主な原因
コーキングは常に外気にさらされているため、以下のような原因で劣化が進行します。
紫外線による硬化・ひび割れ
雨や湿気による膨張・収縮
経年による密着力の低下
施工不良(厚み不足・プライマー未使用など)
特に北九州市のように湿気が多く、日差しの強い地域では、劣化の進行が早まりやすい傾向があります。
⚠放置すると危険!コーキング劣化で起こる3つのリスク
① 雨水の侵入による外壁内部の腐食
コーキングの割れや剥離を放置すると、そこから雨水が入り込み、外壁内部の木材や断熱材が徐々に傷んでいきます。特に外壁の内側は乾きにくいため、内部腐食やカビの発生につながることもあります。
最初は小さな隙間でも、長期間放置すれば雨漏りや構造の劣化を引き起こし、大規模な修繕工事が必要になるケースも少なくありません。
② 外壁のひび割れ・浮きの原因になる
コーキングは外壁材の「動き」を吸収する役割を持っています。しかし、それが劣化して固くなると、外壁材同士の伸縮を吸収できず、結果的に外壁のひび割れや浮きが発生します。
特にサイディングボードのつなぎ目部分では、亀裂がそのまま外壁全体に広がることもあり、見た目の劣化だけでなく耐久性の低下も招きます。
③ 断熱性能・気密性の低下
コーキングは気密性を保つためにも重要です。すき間ができると、外気が入り込みやすく、室内の温度調整が効きにくくなるため、光熱費が上がる原因にもなります。
冬は冷気が入り、夏は冷房の効きが悪くなる。
このような「快適性の低下」も、コーキング劣化を放置した結果の一つなのです。
劣化したコーキングのメンテナンス方法
劣化が見られた場合は、主に以下の2つの方法で補修を行います。
① 打ち替え工法
古いコーキングをすべて撤去し、新しい材料を充填する方法です。最も確実で、10年以上の耐久性を確保できる標準的な工法です。
② 打ち増し工法
既存のコーキングを残したまま、その上に新しいコーキングを重ねて補修します。比較的安価に施工できますが、耐久性は打ち替えより短く、部分的な補修向けです。
■補修のタイミングは?
一般的にコーキングの耐用年数は5~10年程度です。ただし、使用する塗料や立地条件によって変わるため、定期的な点検が欠かせません。
北九州市のように雨が多い地域では、7年を目安に一度専門業者に点検してもらうのが安心です。
コーキングと一緒に行いたい外壁塗装
コーキングの補修は、実は外壁塗装と同時に行うのがベストタイミングです。外壁を塗り替える際にコーキングも新しくすることで、見た目も機能も一新できます。
また、塗装によってコーキングの表面を保護できるため、より長持ちさせることが可能です。
中村塗装が選ばれる理由
北九州市で35年以上の実績を持つ中村塗装では、コーキング補修から外壁・屋根塗装まで、すべて自社施工で対応しています。
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コーキングのひび割れを放置せず、早めの点検・補修でお住まいを長持ちさせましょう。
まとめ
コーキングは外壁の見た目よりも「建物の健康」に直結する大切な部分です。少しの割れでも放置すると、雨漏り・腐食・断熱低下など大きなトラブルに発展することがあります。
「もしかしてコーキングが傷んでるかも?」と感じたら、ぜひ中村塗装へご相談ください。北九州市全域で無料点検・お見積もりを承っております。




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